絵から教わる

今日大きいドローイングが終わったので丸めていたら(明日ギャラリーに持っていくために)、YES TO WHAT YOU HAVEという文字が目に入って、今自分の周りに起きていることを深く考えされました.まさか自分の作品で物事を考えさせられるとは思ってもいなかった.こんなことは多分初めて.
俺の絵を見てくれてる人もこんな感じで自分に照らし合わせて見ているのかなと思った.
アートの起源は壁画までさかのぼる.昔、人は洞窟にすみ、狩りをしたはずだ.暗い暗い洞窟の中で人々は何を思ったでしょうか?雷におびえ、雨におどろき、風の音を聞いたでしょうか?その中で洞窟の中にいたものは壁に石で動物の絵などを描いたのだ.しかしそれは洞窟の外を表すためのものではなく、狩りに出てくるものを待つものや、夜が明けるものを待つものたちのための思考の場所であったはずだ.壁の線は外界を表すためではなく.自分の思考の中に入ってくる窓口であったはずだ.もしかしたら壁の絵は外にいるものたちとつながる場所でもあったかもしれない.しかしそれは精神的世界の思考の中で行われる.根本的なところでは、文学も音楽もアートはこのような役割をするだろう.
自分の作品もそんな窓口となってくれたらいいなと思う.