アトリエ引っ越し


今日は,ダブリンは秋晴れ,珍しく雲一つない。アトリエの引っ越しをする。今までアトリエを点々としてきたけど,このアトリエは今まで一番長くいて1年とちょっといたわけです。去年の9月の4週にダブリンハーフマラソンを走って以来,今まで,いろいろなことがあり、このスタジオは,思い出がいっぱい。スタジオは今までになく狭く,全くスタジをとしては使えなかったけど,そこにいる人たちがよく雰囲気が良かった。去年の今頃ハーフマラソンを走っていた頃は(もう絶対、走らないけど),アート界に嫌気がさしていた。結局アートにも興味を失った。別にクリエイティブなことや,表現をすることに対してではなく、現代美術独特の,業界のことについてだ。アート界のそのいろいろな意味での狭さや,その一定の富裕民のためというのが嫌だった。(これは事実ではないかもしれないけど)。実際、金持ち相手に,俺何やっているんだろうと漠然と思った。

そこでアート以外のことをやりたかった。ちょうど,不況も重なり,仕事もあまりしなくてよかった。今までのお金で一年遊んでやろうと思った。実際大いに遊んだ。クビになったら,看護婦でもやろうと考えていた(クビになる分けないんだけれど。。。)。遊ぶことや,経験することで,人間としても成長したかった。実際いい人に巡り会えて,すごく成長した,と思うが,,,皆さん感謝感謝。今まで絶対にやらなかったことをやった。天文学を習った。17世紀オランダアートを習う。ハーフマラソンを走る。(もう絶対走らん。)旅行にもかなり行った。みんなでうちで飯を食う。夜遅くまで話す。(うちにきてくれたみんな,ありがとう)。

はっきり言ってこの一年は長過ぎた。まだ3ヶ月も残っているのが信じられない。そして今,自分の中で疑問やわだかまりを少し,離れることで解消し,またアートをまじめにやってみようかなという自分がいる。いやかなりマジです。今週の日曜日にマイアミにたちますが,かなり楽しみです。ここまで,自分に納得している自分はいなかったような気がする。自分らしさを認められるようになってきたのかもしれない。日本代表でいえば,本田並みに気合いが入っています。合い言葉は,”ここは俺でしょう。”です