この本がヤバい。

ここニューヨークにいると、かなり良質なものが見えたり、聞けたりするのだけれど、ここにいなければみれないアートや演劇、音楽だったりするので、あんましそれについては話さないのだけれど、、。今ちょうど読み終わった、高橋源一郎の一億三千万人のための小説教室がちょーいい。いい本はいっぱいあるけれど、頃は特別。小説の書き方を教えているのだけれど、芸術すべてに応用できるので、現代美術をやっている人にもお勧め。若手にね。日本の美大いくなら、こっちを読んだ方がいいね。全体的には、まあ、俺の手法とかぶるところがあって、そんなに目新しいことはないのだけれど(一応プロなので、、)。でも、頭がかちかちになって、これが小説だとか、これがアートだと決めつけているよな人にはとてもよい。
何がすごいかというと、本全体から、高橋さんの、小説に対する愛が、すっごく伝わってくる。ストレートなラブレターなんですね。この薄い本に愛がぎゅうぎゅう詰まってる。こういう本というか、人に最近会ってないな。しかも、優しい愛。読んでて、優しい気持ちになる。小説を書きたいと思ってない人にもお勧めです。少しでも小説が好きなら。