新しいドローイングのステートメント

もう明日で20日土曜日に、Mahokubotagallery でのグループ展は終わってしまうのですが、新しいドローイング7枚を加えました。今の状況に反応してかいたものです。こちらがステートメントです。

 

今回のドローイングは計7枚あります。アメリカ国家斉唱の際に、膝をつくことによってシステム的な人種差別に抗議したことによって実質、職を失ったアメリカンフットボールプレイヤーColin Kaepernick氏 の背番号7番をモチーフにしてます。そして今月6月は、LGBT Pride Month なので、レンボーカラーを入れました。社会的に差別されてきた人たちの戦いは、まだまだ続きます。

自国の日本に目を向けると、大村入国管理センターを始め、在日朝鮮、韓国人の方々のとの共存、ブラジル人労働者への配慮など、様々な問題があります。2019年からの入管法改正に伴い、近年より多くの外国から来る方々が生活することが多くなった日本です。日本で日本人は強者にあたります。その強者である日本人が率先して、声を持たない弱者のために、自身の独自のルールを曲げ、改善し、新しく来た方々により住みよい社会を築くべきだと思います。強者は、弱者を助けることのできる性質を持っているということによって、強者と定義されるのです。

いろいろな文化や背景を持った人たちが互いに尊重し、共存できる成熟した社会に近い未来にそうなると願っています。

7のモチーフ以外に描かれたものは、コロナのパンデミックなどなかったように、平和に時を刻むここカランの町での自分の日常にあるものと、近年参照することが多い伊藤若冲の絵の中から取ったものです。