春の兆し

前に春の気配を初めて日本で感じたことを覚えていない。3日前から感じる。
ペコロスの母、二巻を西武線で読む。涙が止まらない。ちょーいい。ただの痴呆症の母の話だけでなくて、この作品を名作とたらしめているものは、作者の詩的な想像力と、仏教駅な宇宙観、さらにそれらを、無駄のないヴィジュアルと結びつける、総合力だ。映画、インターステラーとの、類似点が非常に興味深い。どちらも同時期にでているからより。ただ、どちらもまねはしていないはず。
少年野球の監督、が、去年なくなったので、(葬式には行けなかった、)きょう、おばさんのところに、線香を上げにいった。前のうちの目の前で、よく知っている。おばさんに肉まん二つをいただき(もう高校生じゃないのに)、お寿司屋さんにデートまで行った。本物のお寿司屋さんなんて、人生で三回目。。おばさん、一人だから、寂しいな。ニューヨークの話をしたら、喜んでくれた。ポストカードを送ろう。おばさんの娘さん玉ちゃんは、おばさんに似て、とてもきれいなのだ。6歳上なので、(きょう知ったけど)、子供の頃は、あこがれの、とてもきれいなお姉さんだったのだ。そのたまちゃんは、歯医者と結婚して、子供が二人いる。(やっぱ歯医者か。。)したの二歳の子は英語が好きらしい。旦那の歯医者が、イケメンでなかったので、ほっとした。
監督には、お世話になって、熱帯魚の飼い方や、エアーガンなどを教えてもらったのだ。最後まで、少年野球を教えてて、忘年会らしき写真の中のカントクは、プロレスラーの蝶野のような、手をして写っている。(ほかのおとなはそんなことしてないけど)。熱帯魚を飼い、ジャズが好きで、ビーエムを乗り回していた、うちの父とは違う、おしゃれなおっちゃんだったのだ。
帰りはちょっと遠回りして、(ちょっと変ってしまった近所がみたいのでと、言い訳して、(なんでデートみたいになってんだ!!))近くまで、送った。何度も途中、おばさんは、月がきれいと言った。春はもうすぐ。